2025/05/21 22:54
やさしい甘さが恋しくなる季節にうれしいスイーツのひとつ、「あんバターサンド」。
先日、リクエストによりくふうど料理研究の講習で扱った一品です。
100%植物性の発酵ヴィーガンバターを用いてます。
「あんバター」と聞くと、バターのコクとあんこの甘さが絶妙にマッチした、あの定番のおやつを思い浮かべる方も多いはず。
乳製品を一切使わずに仕上げた、あんバターです。
あんこやパンにまぎれて、バターはサンドの「味の決め手」になる存在。
いつも以上に神経を使うのが、バター部分のプラントベース化バランスです。
試作を重ねて、発酵によって、植物性なのにバターらしい奥深いコクとうま味を引き出せたかな、と思っています。
もうひとつの主役、「あんこ」にもこだわり
一般的なあんこは、たっぷりの砂糖を使って作りますが、こちらは砂糖不使用。
小豆と自然な甘みのあるデーツ（なつめやしの実）だけで仕上げたやさしい甘さのあんこです。
「ふつうにおいしい」と言われるのが、最近はとてもうれしく感じます。
私たちはベジ大好きですが、乳製品や動物性を別に毛嫌いしてるわけではありません。
「選択肢が増える豊かさ」を目指しているので、そうした感想がうれしいのです。
ただ、見た目はシンプルでも、一口食べると「え、これフルベジ？」と驚かれるのは、ちょっとニヤリとしてしまいます。
ヴィーガンスイーツと聞くと、どこか「制限があるもの」「物足りないもの」という印象を持たれがちですが、ふつうにおいしい。それどころか、心も体も喜ぶものを！と、くふうど料理研究は、楽しみながらラボにこもる日々です。
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